よくお客様から尋ねられる話の中で、野生動物についての件があります。

夜中に、ピーというような鳴き声や、何等かの足音が近づいてきて怖かったという様な例ですが、犯人はほとんどが「鹿」です。しかし鹿は草食動物なのでキャンプ者に悪さをすることはありません。イノシシは雑食性でいて、突進の衝撃で軽自動車が横転するなどの事例が報告されていますが、当キャンプ場では鹿に押されて、イノシシはほとんど居ません。ウサギや野鳥などもほとんど人畜無害だと言えます。

しかし写真のアナグマは少し注意が必要です。まずは容姿が可愛いらしい事。動物好きな人ならば、餌をあげたりして引き寄せれば、すぐに懐きます。(ダメです)

私の聞いた話では、人間の膝の上に乗って懐いてきたという。。しかしアナグマの爪はかなり鋭く、引っかかれたら大変です。そして何せ彼らは肉食雑食なのでゴミをあさります!夜中に近づいて来て食べ物やゴミをやられたという報告は10件以上です。

 

カラスも食べ物やゴミを狙うので、気を付けてください。カラスは賢いので、人間が何を焼いているか、匂いと木や空からの目視でじっと観察しています。

 

600mの高原なので蚊はほとんどいませんがキレイな湧水の場所なので、ブヨがいます。

撃退方法は、まずは目に来るので、顔の前で手をパンと叩くと結構やれます。(笑)ひっきりなしに来る場合は、虫よけスプレーを衣服や帽子、体の露出した部分にふりかけます。もしくは煙を焚く。これが一番有効かと思います。

もし刺されたら、すぐにはかゆくなりませんが、刺されたと気が付いたら、幹部を指でつまんで毒を押し出してください。あればポイズンリムーバーもいいでしょう。もしくは50度ほどのお湯を幹部にかけると毒が温度で溶けるので完璧です。蜂に刺された場合も同じです。

アブは、しつこいですが、どんくさいのでハエ叩きや煙が一番有効です。手やタオルでも簡単に撃退可能です。体が火照っていると集まりやすい習性があります。河川プールでひとっぷろ冷やしてどうぞ^^

 

あとスズメバチにも気を付けてください。こちらから手を出さなければほとんど攻撃してきませんが、巣が近くにある時は、絶対に近づかないでください。もし宿泊場所に近い時は、管理人に知らせてください。夜に光に寄って来た時は、夜行性のモンスズメバチの可能性があります。これも手を出さない限り刺したりはしませんが、ハエや蚊のスプレーでも撃退できます。

可能であれば明かりを消すのも、いい方法です。

 

ほとんど遭遇はしませんが、マムシには要注意です。

人畜無害のアオダイショウとの違いは、顔が三角に尖っています。シーというように、顔を持ち上げ、しっぽを震わせると警告の合図なので特に注意が必要です。

 

くれぐれも、可愛い野生動物が近づいても、餌をやらないでください。そして、サイトを離れる時や就寝時は、ゴミや食料をきちんと処理してから、というのが基本という事をお忘れなく、楽しい時間をお過ごしくださいませ(*^_^*)